【これがブイズの最終形態だ!】ブイズエヴォリューションデッキ【ポケカ】
どうも、螺旋(@spiral7mizuki)です。
皆さん、好きなカードでデッキを作れていますか?
普段は、トップ環境に阻まれて組みにくいデッキでも、充分活躍出来るイベントはありますよ!
先日、ポケカの公認自主イベントである、ヤナトイナイトバトルに参加してきました。
簡単に説明すると、対戦は4人で総当たり戦を行うのですが、終わった後に今日の対戦で一番魅力的だったデッキを決める、デッキ投票があります。
そのデッキ投票で最多獲得票数を得るデッキ賞を獲得することこそが、このイベント最大の名誉であり、そのデッキ賞を狙って魅せるためのデッキを作ったり、あるいは自分の好みに究極までこだわったデッキを持ってきて披露したりと、とにかく個性的なデッキが次々と登場するイベントになります。
今回は、そのヤナトイナイトバトルに参加してきたので、そちらで使用したデッキを紹介したいと思います。
はい、今回はイーブイと進化形全種類、全部入れました!!
たねポケモン8体に対して、進化ポケモンが14体も入っているという、デッキの基本構築から大幅に離れた、とんでもないデッキとなっています。
ブイズ好きなら一度は作ってみたいと思うデッキですが、明らかに事故りそうなデッキになると考えるでしょう。
それでも、ブイズ全部入れたって戦えるんだというところを見せるために、ひたすら試行錯誤を繰り返しました。
その結果、出来上がったブイズオールスターズデッキです!!
・デッキの回し方
・各ブイズの動き
・当日のマッチング
・採用に悩んだカード
かなり難易度の高いデッキですが、なるべくシンプルに作り上げたので、解説したいと思います。
・デッキの回し方
ブイズの進化形の技に必要なエネルギーは、自分のタイプの色+無色2つが大半ですが、このデッキではダブル無色エネルギーが2枚だけの採用となっています。
よって、ダブル無色エネルギーに頼った動きはしません。
基本的なエネルギーの貼り方は、トキワの森や巨大なカマドでエネルギーを持ってきて、溶接工のエネ加速+自分の色の手貼りになります。
この溶接工を使った動きのおかげで、今までダブル無色エネルギーに頼って、技を打つまで2ターンかかったブイズが、1ターンで技を打つことが出来るようになりました!
次に、初手の動きですが、無闇にイーブイをエナジー進化させるのは良くありません。
各ブイズは1枚ずつしか入っていないため、山札も確認しないでエネルギーを貼ってしまうと、サイド落ちしていてエナジー進化出来ないという事態に陥ります。
まずは、どのブイズを対戦で使用することになりそうか、相手を見て決める事が重要です。
そして、ポケモン通信やスタジアムを使って山札を見る時に、対戦で使うであろうブイズの進化形と色のエネルギーがあるか、確認しましょう。
ちなみに、一番使うのはブースターGXです。
炎エネルギーだけは多く採用されているのですから、当然ですね。
初手以降のデッキの回し方については、ブイズそれぞれに役割があるので、次項で説明していきます。
・各ブイズの動き
それでは、各ブイズの動きを説明しましょう。
◎イーブイ
先程も書きましたが、無闇にエナジー進化させるのは良くありません。
この動きは、相手から見たら何に進化されるかわからないので、読まれにくいというメリットがあります。
逆に、各ブイズとエネルギーが1枚ずつの採用なので、倒されたら回収が非常に困難というデメリットもあるので、リスク回避のためにもエナジー進化→狙った相手を倒すという動きを、確実に行っていきましょう。
◎イーブイGX
エナジー進化が優秀で、一見使いにくそうに思えますが、ヤナトイナイトの環境となると話は別です。
大型大会ですと、レシリザ等が160ダメージを出すのは非常に早いですが、環境が違うため1~2ターン目に160ダメージは簡単に飛んできません。
今回は、イーブイGXもメインアタッカーです!
まず、後攻1ターン目から溶接工+手貼りでブーストダッシュ100ダメージを出せるので、HPの低いたねポケモンは一撃で倒せます。
しかも、一撃耐えれば覚醒DNAで回復しつつ進化出来るので、次のターンもメインアタッカーとして動けます。
それだけでなくGX技も優秀で、1ターン目にサポートを使った後に次のサポートがなくても、回収出来てしまいます。
2進化ポケモンのジュナイパーGXが使うGX技を、たねポケモンが無色1エネで使えてしまうんですよ?
事故回避の点でも、イーブイGXは優秀ですね!
他のブイズGXがGX技を打つことは少ないので、思ったより気軽にGXを使えます。
◎ブースター
炎エネルギーが多いので、早めに動けるポケモンです。
130ダメージで倒せるポケモンを狙いにいきますが、無闇にブースターで戦うと炎エネルギーが後半足りなくなるので注意しましょう。
◎ブースターGX
炎エネルギーと溶接工で動くデッキなので、いつでも進化出来ますし、どの対戦でもメインアタッカーになれます。
とは言え、炎エネルギーは7枚しかないので、エネ管理はシビアにいきましょう。
ヒートステージで後続の準備も出来ます。
悲しいことに、トキワの森や巨大なカマドで一番切られるポケモンです。
今回は、水エネルギー1枚のみの採用なので、最大で30ダメージしか出せません。
よって、今回は戦わないポケモンとなってしまいました。
◎シャワーズGX
悲しいポケモンその2。
GXポケモンなのに、3エネ貼っても最大で70ダメージしか出せません。
よって、今回はシャワーズと同じく切られるだけのポケモンとなってしまいました。
◎サンダース
雷エネルギーはサンダースGXに使いたいので戦うことはないですが、逃げ0要員として役に立ちます。
エナジー進化で狙う事はないので、ベンチにイーブイ達が多く並んでいて手札にサンダースがあるなら、進化させておく感じになるでしょう。
◎サンダースGX
2エネで110ダメージ出せるので、メインアタッカーとして動く事が多いです。
雷エネルギー手貼りと溶接工ですぐに動けるので、進化デッキ相手に早めに動けると非常に強力です。
また、逃げ0なのも優秀で、次のブイズに素早くチェンジ出来る点も優秀ですね。
◎エーフィ
非GXでありながら、非常に強力なポケモンです。
事故っていても何かエネルギーがついていれば、技で3枚ドロー出来ますし、エナジークラッシュも超弱点相手には大ダメージを与える事が出来ます。
実際、エーフィは1戦目で非常に活躍してくれました!
◎エーフィGX
技は強力なのですが、使うタイミングが難しいポケモンです。
超弱点相手なら1~2エネ付いているだけでも大ダメージを与えられますが、逆を言えば相手が超デッキなら返しで倒される可能性もあるということなので、サイド2枚取られるリスクも考えて、出すタイミングを見極めましょう。
1エネで120ダメージ出せるのは、なかなか強力です。
とは言え、使えるのは一度きりなので、いつ戦わせるか考えてから出しましょう。
これは、ブラッキーに限らずブイズ全般に言えることで、各ブイズが戦えるのは一度きりと考えた方が良いです。
同じブイズが2回戦うには、レスキュータンカとエネルギーリサイクルの両方を使わないといけないので、現実的には厳しいでしょう。
◎ブラッキーGX
相手が悪弱点でない限りは、使うメリットがありません。
ダメカンをばらまいても、ばらまきデッキではないので意味がないですから、戦わせるのは弱点で180ダメージ+ベンチに30ダメージを与えられる時だけです。
刺さる相手が少ないので、使わないとわかったらスタジアムを使う時のコストにしてしまいましょう。
◎リーフィアGX
いつになったら、推しの非GXは出るのでしょうか...
それはさておき、リーフィアGXの使う場面ですが、草弱点のポケモンとHPが110以下のポケモンを狙っていくことになります。
対象となる相手に高火力ポケモンが少ないおかげで、特性との相性も良くメインアタッカーとして戦えます。
ちなみに、GX技は無闇に進化させるメリットがないので使いません。
◎グレイシアGX
こちらも、早く非GX出て欲しいですね。
水エネルギーが1枚しかないので、使う場面は少ないです。
GXポケモンの特性を止められますが、そもそもグレイシアGXが戦える体勢でないといけないので、出すこと自体が難しいでしょう。
まずは、トキワの森を出すところからですね。
最初、このポケモンは使いどころがなく、妖エネルギーはニンフィアGXで使うから、手札にあれば事故った時に相手のサポート使って立て直すくらいしか考えていませんでした。
しかし、いざ対戦となった時に、とんでもない力を発揮しました。
この、たった1枚のカードが、対戦の勝敗を一瞬で決めてしまったのです。
間違いなく今回のMVPでしょう!
詳しくは、当日のマッチングで説明します。
◎ニンフィアGX
妖エネルギー1枚でエナジー進化して、マジカルリボンで好きなカードを3枚持ってこれるので、次のターン以降の動きが大幅に良くなります。
主に持ってくるカードは溶接工と巨大なカマドで、他は状況に応じて選ぶと良いでしょう。
ようせいのかぜも110ダメージ出せるので、メインアタッカーにもなります。
・当日のマッチング
1戦目 「アーマードミュウツーの逆襲」デッキ 勝ち
映画にちなんだ、ミュウツーやミュウや御三家が入ったデッキでした。
映画が話題になっているだけあって、他の卓でもカントーのポケモンは多かったですね。
序盤、相手の場にベンチバリアミュウとアーマードミュウツーがいたので、リーフィアGXで攻めようとしたが、これが大失敗。
リザードンに一撃で焼かれてしまい、早々にサイドを2枚取られてしまう。
少し考えればわかることなだけに、ここは大きな反省点です。
しかし、相手も多色デッキならではの厳しさがあり、次のイーブイGX相手に炎エネルギーが足りなくて倒せず、お互いに硬直状態が続く。
エネルギー4色ですから、なかなか厳しいですよね、エネルギー7色入れてた自分が言うのもなんですがw
相手は、ベンチにコピーリザードンも用意し、こちらもサポートが引けないものの、可能な限りベンチを整えていく。
そうこうしているうちに、相手はミュウツー&ミュウGXの準備を始める。
ここで、こちらにチャンス到来!
相手の場にエネルギーが6枚並んだので、グズマでミュウツー&ミュウGXを呼び出し、こちらはイーブイを出して超エネルギーエナジー進化でエーフィに進化、エナジークラッシュでミュウツー&ミュウGXを一撃で倒し、サイド3枚取り逆転しました!
ここから、一気に反撃開始。
サイドから引いたサポートで場を展開して、ブイズを次々と立てていき、サイド1枚リードを維持したまま、そのまま押しきって勝利!
ここで、他の多色デッキと違って強いと思ったのは、最後にブースターが炎エネルギーを1枚切らしても、技のエネルギーに無色の枠があるおかげで、代用が効く点ですね。
この点は、レシリザ等でも同じことが言えるので、炎デッキにウィークガードエネルギーや草エネルギー+フシギバナ&ツタージャが入れられる事を覚えておくと便利です。
私は、以前にレシリザを新弾バトルで使った時、ネットボールが勝利の決め手となった対戦もありました。
2戦目 「サンドバッグを探せ!」デッキ 勝ち
プクリン好きが全面に押し出されたデッキで、デッキ賞を取っていきました。
私も、初回はリーフィアデッキでデッキ賞を取りましたし、愛が全面に押し出されているデッキは強いですね。
序盤、ブースターGXのヒートステージで攻撃体勢が整う。
プクリンは眠り+まどろみの森のコンボが使えるのですが、まどろみの森が出ていなかったので、コイントスで表になったところから攻めるつもりでした。
しかし、ここから恐ろしい事が起こります。
なんと、コイントスが7回連続裏という、ヤドランなら既に対戦に負けているどころか、ビクティニですら勝利の星ではなく黒星を落とすほどの運の悪さを発揮してしまいました。
パワフルビンタ出来る人、ほんとに尊敬します。
ただ、相手もプクリンほぼ単体デッキなだけあって後続が立てられず、下手に倒すことも出来なかったため、ブースターGXをあと一撃で倒せる状態で残し、グズマで超エネルギーの付いていないエーフィGXをバトル場で縛って眠り攻撃を始める。
ここで、ようやくエーフィGXが眠りから覚めたので、エーフィGXを逃がしてブースターGXでプクリンを倒す。
その後は、残りのプクリンがHP110の方のプクリンだったため、サンダースGXで相手の場のポケモンを全て倒して勝ちました!
この対戦では、進化させなければ進化時に眠りから覚めて攻撃出来ることに途中で気づいて、無闇に進化させなかったのが大きいです。
プクリンの眠り攻撃は最大で80ダメージなので、イーブイGXなら一撃耐える上に、進化・回復してすぐに2撃目を加えられるのが強かったです。
サンダースGXのスピードランGXも眠りすら効かないので、最後の決め手になりました。
3戦目 「ウナギとカバと木」デッキ 勝ち
ライボルトとバトルシャトレーヌの2方向から雷エネルギーを集めて、シビルドンで攻撃していくデッキでした。
シビルドンデッキも手元にあったので、使いたかったくらいですw
バトル場には常にウナギの蒲焼きの絵がいまして、先程のプクリンデッキと同票でデッキ賞を獲得していきました。
小道具系は強いですね、どの卓でも小道具まで駆使している人はデッキ賞を取っていきます。
こういう事は大型大会ではなかなか出来ないので、ここまで凝った事をして楽しんで実質優勝が取れるイベントというのは、ほんと素晴らしいですね!
さて、試合の展開ですが、相手は後攻ライボルトで見事に2体もボルトスタートを決めた上に、カスミのお願いでバトルシャトレーヌも揃えて、次のターン確実に大量のエネとシビルドンで攻められる事になりそうでした。
先攻2ターン目、ここで手札を見て悩んでいる時、あるポケモンに気づきます。
それこそが、間違いなく今回のMVPです。
ニンフィアです。
めくばせ使います、手札見ます。
それでは、ルミタントラッシュします。
バトルシャトレーヌ崩壊しましたw
一応、その時のリプレイ写真も載せておきます。
相手の手札にハイパーボールもあったので、次のターンでルミタンを使って、ハイパーボールでシビルドンも持ってきて一気に攻めるはずが、それをニンフィアは一瞬にして打ち砕きました!
とんでもない、バトルシャトレーヌメタですね!
その後は、相手がハイパーボールでテテフを持ってきて、強引にルミタン使ってエネ貼るも、シビルドンを引いてくる手段をなくしてしまったため、トップドロー頼りに。
こちらは、ブースターGXとサンダースGXで一気に攻めたので、相手がタイマーボールを引く頃には時既に遅し。
相手のポケモンを倒しきり、勝利しました!
自分でも、こんな展開になるとは思っていなかったので、驚いています!
ニンフィアが、まさかバトルシャトレーヌを崩壊させるとは...
何が起こるかわからないのも、ヤナトイナイトバトルの楽しみですね!
・採用に悩んだカード
最後に、採用に悩んだカードを、2枚だけ紹介させていただきます。
◎こだわりハチマキ
これがあると、リーフィアがカメックスGX等を一撃で倒せたり、ブースターGXが1進化GXを一撃で倒せたりします。
しかし、ヤナトイナイトバトルは環境が読みきれず、GXポケモンが多いとも限らない上に、仮に2枚採用しても都合良く引いて来れる可能性も低いと判断したため、今回は採用を見送りました。
◎メモリーエネルギー
これだけは、本当に最後の最後まで悩みました。
このカードがないと、シャワーズ達が全く役に立たないからです。
特に非GXのシャワーズは最大で30ダメージしか出せず、イーブイGXから進化させてメモリーエネルギーを貼れば100ダメージが出せるようになるので、その差は非常に大きいです。
ただ、デッキの枠としても2枚採用が限界だった上に、
①イーブイGXからデッキに1枚しかないシャワーズに進化させる
②デッキに2枚しかないメモリーエネルギーを手貼りする
③3エネ揃える
この3つの条件を揃えるのは、かなり厳しいと判断したため、エネの安定を重視してダブル無色エネルギーにしました。
結果的に、これが3連勝へと繋がったわけですが、活躍出来ていないポケモンがいるというのは未だに納得出来ていないので、これからの課題ですね。
というわけで、先日行われたヤナトイナイトバトルの参加レポートを書きましたが、いかがでしたでしょうか?
普段使えないデッキも、このイベントなら好き放題やれるので、楽しいですよ!
今回のブイズデッキで、かなり突き詰めるところまで突き詰めたと思います。
この調子で、ポケカでブイズを使わせたら日本一くらいの事をしてみたいものです。
皆さんも、ポケカでこれをさせたら日本一くらいの事を、目指してみてはどうでしょうか?